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どうして披露宴会場内にお花を持ち込むことができないの?
こんにちは。
いつもSOEL(ソエル)のブログをご覧いただきありがとうございます。
本日も【結婚式のお花の疑問に答えるシリーズ!】です。(←勝手に命名)
「どうして披露宴会場内にお花を持ち込むことができないの?ウェディングブーケとかは大丈夫なのに…」と思われているあなたの疑問にお答えします。
この理由について、実は明確に教えてもらったことはありません。
でも私のように「ルールだから!」だけでは納得できない方もいらっしゃるはず。少ないかもしれないけど(笑)
今日は、私が勤めていた会場ではなぜ披露宴会場内にお花の持込NGだったのか、独自の見解でまとめました。
理由① 衛生面への懸念
ウェディングブーケと違い披露宴会場装花となると、メインテーブル装花、ゲストテーブル装花×卓数分、ケーキ前装花と大きいものをたくさん設置する必要があります。そのため、普段お客様が目にすることのないバックヤード(スタッフ導線)を使用することになります。
そうすると、調理スタッフさんやサービススタッフさんとすれ違ったりする機会があります。
結婚式場ではノロウィルスや食中毒など発生してしまうと営業停止になりますから、アルコール消毒や手洗いなど都度徹底するよう教育されますし、検便や健康診断をきちんとしてスタッフの体調管理も厳重です。それは提携している花屋さんも同じように指導されます。
そんな中、新郎新婦様から依頼されたお花屋さんがどういう会社か分からないというのは不安材料です。できるだけ「バックヤードに部外者を入れたくない」というリスク回避の要素が大きいのではないかと思います。
ウェディングブーケ、贈呈用花束、トスブーケ、フラワーシャワー、比較的持込が許可されるものはコンパクトで、プランナーさんが持てる範囲のものです。そうすれば事務所やサロンで預かって、バックヤードにはプランナーが持っていけばいいですから、安心なのです。
理由② 身だしなみへの懸念
結婚式場は会場により造りが異なります。例えば1日1組限定のゲストハウスだったり、貸切にして準備するレストランウェディングなら問題ありませんが、1日何組もの婚礼をするゲストハウスは意外と複雑です。バックヤードはあるけど、お客様と同じところを通ることもあり、時間によっては鉢合わせます。
そのため、常にスーツでびしっとしているわけですが、たまに普通にGパン・スニーカーで会場セッティングにくるお花屋さんとかいます。
(偏見かもしれないけど、自分いけてるデザイナーって思って横柄な態度の人に多い気がする。)
普段なら何でもいいんです。スーツ着ない主義だろうが、ラフスタイルを貫く主義だろうが、自由です。ですが結婚式当日は、親族もゲストもみんな正装している中に、Gパンみたなラフな人がいると浮きますし現実に引き戻されてしまうんですよね。TPOは大切です。
ホテルなら一般のお客様もいらっしゃるので違和感ないかもしれませんが、ゲストハウスって結婚式のために来ている人しかいないので、悪目立ちしてしまうんです。
お客様からは「出入りしているスタッフ=式場のスタッフ」だと思われます。
結果として「この会場には身だしなみができていないスタッフがいた」という風にお客様から声をいただくリスクが高い。
以前は理由によっては持込を許可していたこともあったけど、こういうことが続くからNGに変わっていくことは意外と多いです。
披露宴会場内にお花を持ち込むことができない まとめ
いかがでしたか?
もちろん持ち込まないでもらった方が売上になる!というのが本音です。
だけど、売上のためだけにダメって言っているわけではなくて、そこにはきちんとした理由もあるんだよってことが分かってもらえたら嬉しいです。
よく料理長が「髪もまとめずに厨房前を歩くな!」とか外部の花屋さんに怒っていたので、完璧な料理をお客様に提供するために、厳しく管理しているなーって感じていました。
そしてきちんとした水準を維持したいという意識もあるはずです。商品も、人もです。
結婚式当日は新郎新婦様に、そしてゲストの皆様に細やかな心配りが必要なのに、さらに毎回出入りするスタッフにも目を光らせなければいけないなんて考えただけで疲れてしまいます。。
だからスタッフは信頼できる人たちで固めて、より顧客満足度を高めるパフォーマンスをできるようにしているのだと思います。
どれだけ素敵なお花を持ってくるか、も大切ですが、人としてきちんとしているか、の方が重要です。
連絡を入れて挨拶をするとか、事前に納品の確認をするとか、身だしなみをきちんとしてくるとかですね。
(身だしなみにうるさくてすみません…)
ここまで書いてあれですが、この記事ニーズあるかな?笑
…ウェディングプランナーを目指しているというあなたは、きっと知っておいて損はないと思います!